ボイド

 クレイグ・レイノルズ

複雑系の研究から生まれた成果の一つ。バードとアンドロイドの合成新語。

鳥の編隊飛行をプログラムで書こうとすると、とてつもなく、複雑な式の積み重ねになる。

これをレイノルズは簡単な式は3つに集約したのだ。その3つとは

1)近づきすぎたら離れる

2)離れすぎたら近づく

3)障害物があったらよける。 

たったこれだけである。この式から作られたプログラムを実際に走らすと鳥の編隊が障害物を避けて、バラバラにならずにまた編隊にもどる。本当の編隊飛行と寸分違わなく見えるのである。

とてつもなく複雑な動きも、環境そのものを判断基準にすると、簡単な式に集約できる。

関連→クリーチャー

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