1927年 |
相補性原理 complementarity |
デビット・ボーア Niels Henrink David Bohr 1885-1962 |
ボーア>僕らはいつも驚きに、しかも非常に大きな驚きに備えておかなければならない。
光は、はたして波なのか?波であれば、何を媒体に伝わるのか?それとも粒子なのか?
この問いに波の性質と粒子の性質の両面をもつという答えを出したのがボーアだ。
粒子的記述だけではなく、波動的記述をプラスし、その両者にともに相補的に制限を加えながら使わなければならないとした。
コペンハーゲン解釈は、量子的対象は粒子と波動の二重性をもつということ立場をとるが、その基礎となっている理論。数学的にはハイゼンベルグの
不確定性原理(1927年) 依拠する。ボーア>原子の世界では、物質は粒子と波は区別されるものではなく、どの面を見せるかは状況しだいなのである。
精神と身体は区別されるものではなく。同一のリアリティーから発せられていると言える。
ボーアは現実そのものについて否定するわけではない。ただ量子論が現実を説明するには不十分だといっているのだ。
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