1948年 |
サイバネティックスcybernetics |
ノーバート・ウィーナー |
アメリカの数学者
変転する諸環境をかいくぐって、あらかじめ決められた、目標へむかう最適コースをとるシステム。
こうした直線理論ではなく循環理論の視座からシステムを考えると、原因と結果を特定出来なくなることがわかる。
そんな設問自体がナンセンスになるのである。
行きすぎたり、戻りすぎたりするのがサイバネティックスである。
まず最善をつくしてみて、その後微調整を弛み無く繰り返すのである。
我々の学習機能もサイバネティックスが働いている。
例えばエアコンのように、ピタリと一発でその温度におさまらない。
自己安定性、目標探求、進化、自己組織化など生命や知性の本質性に迫ろうとする研究の起点となるものの一つだ。
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