システム論史 |
|
生物の起源、成長などのシステムを考察し、そこから物理的、心理的、社会的に普遍的に一般化できるシステムを立論するもの。
最初は機械論と生気論の論争がきっかけとなった。しかしこの対立構造自体が間違いとして、やがて、還元主義批判へと発展する。
還元主義に対する最初の突破口は有機構成である。
そして次々に第2世代、第3世代システム論が登場する。
世代 |
主眼 |
各 論 |
|||
第1世代システム |
動的平衡系 |
機械論と生気論 有機構成 還元主義の否定 |
動的平衡系 ホメオスタシス 一般システム論(1935) サイバネティックス(1948) |
多階層関係論 ホロン(1967) |
構造主義生物学 |
第2世代システム |
動的非平衡系 |
生成プロセス |
動的非平衡 自己組織化(1980) 散逸構造論(196E) |
シェリングの自然哲学 シナジェティックス(1978)
|
階層生成 ハイパーサイクル(1970) |
第3世代システム |
産出関係の循環 |
1973年 オートポイエーシス
マテュラナ/ヴァレラ autopoiesis
|
システム論の面白いところは、新しいシステム論が建てられると、それは、視点の提示である為、ほとんど全ての分野に越境して書き直すことができる点だ。
例えば、生命のオートポイエーシス、進化のオートポイエーシス、精神のオートポイエーシス、知のオートポイエーシス、宇宙論のオートポイエーシスなどなど・・・・・
ご意見はparadigm@dreamドットコムまで
|