宇宙の大規模構造 グレート・ウォール、コスミック・フェンス |
「観測された事実」は数学に優先する。
プラトテレス>
宇宙の観測技術の進展は、それまでの考えられてきた宇宙の構造を直接の観測で覆した。1986年の観測発表だ。宇宙には、大規模に構造的な銀河がまるで壁のように連なって分布していたのだ。これがグレートウォールだ。下記の図で半径6億光年の銀河の分布図だ。
プラトテレス>この中で、重要なのは、銀河がまったくないぽっかりと空洞(ボイド)があるということだ。
そしてこれは、宇宙はシャボンのような構造をなしている理論の証拠となる。
プラトテレス>その後、極めて狭い角度に限定したが、奥行き50億光年という遠距離までの銀河の分布を測定した。1987から始まり1990年に測定が完了した。
すると、3億光年、7億光年、11億光年というところに銀河の分布の規則性があらわれた。柵のように現れるので、コスミック・フェンスと名づけられた。
これも宇宙のバブル構造の強力な証拠だ。
なぜこんな構造になるのか?それはまだわかってない。しかしどこかで見たことがある。
そう、
フラクタル構造にその回答を見出そうとするのは、あながちわるいとも言い切れないだろう。こうした、観測の事実は「百聞は一見にしかず」で、少なくとも
ビッグバン理論を崩壊させるには充分なようだ。
最新の研究では、この
宇宙を構成する質量の比率に関係があることが分かった。そして信じられられないような、ミステリアスの扉がまた開かれてしまったのである。
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