1944年

ネゲントロピー

 シュレディンガー

量子論の創始者の一人であるエルビン・シュレディンガー(1887〜1961)が生命学の分野に踏み込んだ「生命とはなにか」はその後の物理学、生命学に大きな橋渡しをした。

いまでは古典となってしまったが、生命はエントロピーの法則に逆らう未知のエネルギーによって動いているとしておりこれをネゲントロピーと名づけた。

しかしこれは生命の中では時間が逆転していることになる。

時間は不可逆である為、別の説明が必要となった。

そこで今では生命は解放系であるとされており、新しいエネルギーを取り込み、いらなくなったエントロピーを外部に排出し構造を維持しているととらえられている。、

これが解放系の熱力学としてイリヤ・プリゴジンによって確立されたのが「散逸構造論」だ。

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