プロジェクト趣意 |
1.
「科学すること」及び「芸術すること」の根底にある美的感性の重要性や、その感性を育む社会的文化基盤の重要性を社会へと発信してゆくこと。
2.
科学・技術・芸術の学際交流を促進させ、国際社会における横断的協働関係を構築すること。
プロジェクトの基本概念 |
1.
国内の科学・技術・芸術各領域における横断的協働体制の整備
@
科学研究資料(写真、デジタル画像、ビデオ映像など)を利用した芸術作品や科学思想をテーマとした芸術作品などを提示してゆくことで社会一般の科学への興味と理解を高める。
A
科学研究機関が写真、デジタル画像、ビデオ映像などの研究資料を芸術家へ提供し、作品委託するなどのアート・プログラムを実施することで、研究成果を知の公共財として社会へと還元する。
B
産学官民が一体となって、横断的協働関係を推進してゆけるような支援体制を整備する。
例) 科学・芸術両分野の有識者と助成財団の代表が集まり科学芸術評議会を創設、
異分野交流を課題とした助成金プログラムを普及させてゆくなど
2.
異分野交流活動を先導している各国団体との連携協力関係の構築
@
文化形成における科学分野の役割を認識し、率先して文化事業に参与している各国の学術団体の活動を国内に紹介してゆく。
A
異分野連携による文化事業を先導している各国の団体と連携協力ネットワークを構築し、科学をテーマとしたインターナショナルアートフェスティバルを開催する。
B
国際的な学際交流の場となり、多様な知識が融合する領域拠点となる国際科学・技術・芸術アカデミーの創設を目指す。
プロジェクト基本計画 |
*2006年 第1回 次世代文化交流フォーラム
テーマ:21世紀 知のパラダイム転換
〜既存の学問体系の融合領域の先に見える新たな知へ向かって〜
狙い:科学・技術・芸術各領域における知的文化交流を促進すること。
内容:科学・芸術文化界の代表者に参加してもらい、科学と芸術の融和領域における次世代知のパラダイムを予測してもらう。
* 2007年 第2回 次世代文化フォーラム 〜 感情・身体・脳 :人間知性と文化の進化〜
http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/ace/2007/forum2.htm
*:2008年 Arts & Science Festivalの開催
テーマ:知と美の出会い
〜21世紀の知のありかた〜
狙い:芸術文化団体、科学研究機関、大学、企業の横断的連携協力ネットワークを構築すること。
内容:NASAアートプログラムの委託により制作された舞台作品の日本招聘公演を中心に、科学をテーマとした舞台公演、現代アート展、シンポジウム、国際サミットなどを開催する。
『Sun Rings』
NASAが40年間以上に渡ってデータ収集を行ってきた、ボイジャー、ガリレオ、カッシーニなどの宇宙探査機から送られてくる宇宙空間の“音”を使って作曲された音楽(作曲:Terry
Riley)と宇宙映像を取り入れた、舞台芸術作品。2003年5月に英国ロンドン・バービカン・センター、2004年10月に米国ニューヨーク州のブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック、ほか全米各地で上演されている。
* 2009/10年 International Arts & Science Festivalの開催
テーマ:21世紀の地球文化
〜多元的グローバル文化と人類知のありかたを考える〜
狙い:各国の芸術文化・学術団体との学際的な連携協力ネットワークを構築すること。
内容:各国の科学研究機関・芸術文化団体と連携協力して、科学・技術・芸術の融合領域における次世代知をテーマとした舞台芸術公演、現代アート展、国際シンポジウムなどを開催する。
* 2015年 国際科学芸術アカデミーの創設
(仮称:International Academy of Arts, Science, and Technology)
主旨:(1) 芸術家と学術研究者の国際的異分野交流の拠点地となる場の形成
し
資料:スライド