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世代文化フォーラム

〜アート・テクノロジー・サイエンスの領域を越えて〜 

 

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「科学は人類社会(略)を共通の理解で結ぶことのできる初めての手段(略)である。(略)科学こそ、真に民主的でグローバルな文化基盤である。」by Edward O. Wilson "Concilience - The Unity of Knowledge"

 

21世紀グローバル化時代に世界の人々を結ぶ共通の文化基盤、それは科学です。現代科学思想は時代精神に敏感な一部の次世代アーツ作品によって、すでに人類の普遍的テーマとして扱われはじめています。私たちは今、特定の民族、文化、宗教、イデオロギーを越えて、21世紀の次世代文化を形成しはじめているのです。本フォーラムは、科学的知性と芸術的感性によって21世紀人類の肥沃な知的文化基盤を創造してゆくことを目指した「知の統合プロジェクト」の立ち上げ第一弾企画として開催されます。

 

概要

 

 

開催日:2006年8月30日(水) 14:00〜17:00

開催場所:東京大学安田講堂

 

参加費:一般2500円、学生1500円、

交流会参加費(定員100名):2000円

お申込方法: 申込用紙 (MS WORD)にご記入の上、EMAIL:forum_ticketinfo@acejapan.or.jp
         FAX:03−5562−4423、 または郵送にて財団法人国際文化交流推進協会「知の統合
         プロジェクト事務局」宛にお送り ください。定員数を越えた時点で受付を締め切らせて
         いただきますので、お申し込みを頂い ても参加をお受けできない場合がございます。
         あらかじめご了承ください。

 

基調講演演説:ロンドン大学 University College London(UCL)科学哲学/歴史 名誉教授 

アーサー・ミラー Arthur I Miller

ご挨拶:     理化学研究所理事長 野依良治

          東京大学総長 小宮山宏

 

参加パネリスト:日本学術会議会長 黒川清

文化庁長官 河合隼雄

宇宙航空研究開発機構理事長 立川敬二

新国立劇場 演劇部芸術参与 鵜山仁

照明デザイナー 石井幹子

水戸芸術館 現代美術センター芸術監督 逢坂恵理子

モデレーター:科学技術ジャーナリスト会議会長/ 元NHK解説委員 小出五郎

 

以上、順不同・敬称略

参加パネリスト プロフィール

 

主催:      財団法人国際文化交流推進協会、日本経済新聞社

協賛:     トヨタ自動車株式会社

助成:     東芝国際交流財団

後援:     日本学術会議、理化学研究所、宇宙航空研究開発機構、国際交流基金、科学技術ジャーナリスト会議、

内閣府(予定)、文部科学省(予定)、NHK(予定)、

協力:     株式会社ニュートンプレス、日経サイエンス、埼玉県和光市

予定プログラム内容: 14:00〜18:00

 

 

第1部:                                             14:00〜15:00 

1).      映像上映                                         (15分)

2).      基調講演: 前頁に記載                              45分)

第2部:                                             15:15〜17:00

1).      東京大学小宮山総長ご挨拶                            ( 5分)

2).      理化学研究所理事長 野依良治先生ご挨拶特別演説               (10分)

3).      前頁参加パネリストによるパネルディスカッション                     (75分)

4).      フィナーレ(音楽演奏)                                                   (10分)

交流/レセプション・パーティー:                                 17:00〜18:00

 

フォーラムの目的

1).      社会一般の自然科学に対する理解・認識を芸術表現活動によって深めること

2).      「科学すること」及び「芸術すること」の根底にある美的感性の重要性や、その感性を育む社会的文化基盤の重要性を訴えること

3).      国際社会における科学・技術・芸術の異分野交流を促進させること

基調講演のテーマについて

1).      欧米における科学・技術・芸術分野統合の動き

2).      科学と芸術における審美性と創造性との関連性について

3).      科学・技術・芸術の融合領域における次世代知とは?

パネルディスカッションのテーマについて

1).      なぜいま、科学・技術・芸術の融合か?

2).      芸術創造活動を通して、科学は人類に何を伝えることができるのか?

3).      科学的世界像を通して、芸術は何を表現することができるのか?

4).      科学・技術・芸術の融合によって育まれる次世代文化とは?

映像/パフォーミング・アーツ作品について

1).    マクロ及びミクロ宇宙の映像に詩と音楽を織り交ぜ、現代科学思想が暗示する世界描像をパフォーミング・アーツによって表現する。

 

知の統合プロジェクトについて 〜なぜいま、科学と芸術の融合か〜

 

 

科学と芸術はその方法論こそ違え、元来、世界に内在する調和の希求と探究へと人類知性を駆り立てた人間精神の発露を具現化する方法手段でありました。芸術であれ科学であれ、歴史の偉大な識者たちの不滅の仕事の根幹を支えていたのは“ある個人を、そしてある分野を、さらにはある時代を突き動かしている、あるひとつの偉大なイメージ[1]”であったように思われます。19世紀産業革命以降、科学的知識の探究は実社会での応用性とそれに伴う利潤の追求へ、芸術創造の探求は名声と権威獲得の追及へと傾倒し、内在的精神性に基づく知性への探求は徐々にその影を潜めてしまいました。

   21世紀グローバル化時代を迎えたいま、私たちは人類を世界調和へと導き示してくれる“あるひとつの偉大なイメージ”をかつてないほど希求しているように思われます。現代の大量消費・破壊時代に生きるわたし達は、自らの存在と自然界とのグロテスクな不調和性を漠然と意識下に感じ取っています。多くの人びとが、現代社会体制に組み込まれることでしか生きてゆけない自らの存在の無力さと空虚さを感じながら、この病的な現実社会に希望を見出すことが出来なくなってきているのではないでしょうか。

   科学がこのような社会に生きる私たちに与えてくれるのは、技術発展による効率的生産性が生み出す豊かで安逸な生活環境や、医療進歩による健康余命(あるいは軍事兵器開発による脅威)だけであっては決してならないのです。科学知識は私たち人類に、自然現象の深遠且つ神秘的崇高美を垣間見せてくれ、人間精神に尽きることのない詩想や想像性を喚起させてくれる、創造的知性と感性の源泉たるべきなのです。

   理性による分析と計算を通して知られる自然現象(科学知識)を、人間感性に強く働きかける抒情詩的表現(芸術)によって叙述することで、私たち人間がこの美しい自然の体現そのものであること、そして我々個々人はこの人間社会の一員である以前に崇高な自然連鎖の一部であるという事を、科学と芸術は今、手を取り合って人々に伝えてゆくべきなのです。人々の知的好奇心を喚起し、個々人を偉大な仕事へと駆り立てる偉大なイメージの形成は、科学と芸術による知の再統合によってのみ、為されうる仕事なのではないでしょうか。

 

「知の統合プロジェクト」は、1). 自然科学知識の中に表象される美の本質を芸術文化活動によって伝えてゆくこと、2).これらの活動を通して国際的な科学・技術・芸術の横断的協働ネットワークを広げてゆくこと、3).21世紀人類の肥沃な知的文化基盤を創造してゆくことを使命として、発案されました。

 

プロジェクトの基本概念

 

 

 

1.        国内の科学・技術・芸術各領域における横断的協働体制の整備

@       科学研究資料(写真、デジタル画像、ビデオ映像など)を利用した芸術作品や科学思想をテーマとした芸術作品などを提示してゆくことで社会一般の科学への興味と理解を高める。

A       科学研究機関が写真、デジタル画像、ビデオ映像などの研究資料を芸術家へ提供し、作品委託するなどのアート・プログラムを実施することで、研究成果を知の公共財として社会へと還元する。

B       産学官民が一体となって、横断的協働関係を推進してゆけるような支援体制を整備する。

例) 科学・芸術両分野の有識者と助成財団の代表が集まり科学芸術評議会を創設、

異分野交流を課題とした助成金プログラムを普及させてゆくなど

2.        異分野交流活動を先導している各国団体との連携協力関係の構築

@       文化形成における科学分野の役割を認識し、率先して文化事業に参与している各国の学術団体の活動を国内に紹介してゆく。

A       異分野連携による文化事業を先導している各国の団体と連携協力ネットワークを構築し、科学をテーマとしたインターナショナルアートフェスティバルを開催する。

B       国際的な学際交流の場となり、多様な知識が融合する領域拠点となる国際科学・技術・芸術アカデミーの創設を目指す。

 

1.          2006年 次世代文化フォーラム

テーマ:21世紀 知のパラダイム転換

〜既存の学問体系の融合領域の先に見える新たな知へ向かって〜

    狙い:科学・技術・芸術各領域における知的文化交流を促進すること。

    内容:科学・芸術文化界の代表者に参加してもらい、科学と芸術の融和領域における次世代知のパラダイムを予測してもらう。

 

2.          2007/8年 Arts & Science Festivalの開催

テーマ:知と美の出会い

21世紀の知のありかた〜 

    狙い:芸術文化団体、科学研究機関、大学、企業の横断的連携協力ネットワークを構築すること。

    内容:NASAアートプログラムの委託により制作された舞台作品の日本招聘公演を中心に、科学をテーマとした舞台公演、現代アート展、シンポジウム、国際サミットなどを開催する。

 

 

 

 

 

 

テキスト ボックス: 『Sun Rings』
 
NASAが40年間以上に渡ってデータ収集を行ってきた、ボイジャー、ガリレオ、カッシーニなどの宇宙探査機から送られてくる宇宙空間の“音”を使って作曲された音楽(作曲:Terry Riley)と宇宙映像を取り入れた、舞台芸術作品。2003年5月に英国ロンドン・バービカン・センター、2004年10月に米国ニューヨーク州のブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック、ほか全米各地で上演されている。
 

 

3.          2009/10年 International Arts & Science Festivalの開催

テーマ:21世紀の地球文化

〜多元的グローバル文化と人類知のありかたを考える〜

    狙い:各国の芸術文化・学術団体との学際的な連携協力ネットワークを構築すること。

    内容:各国の科学研究機関・芸術文化団体と連携協力して、科学・技術・芸術の融合領域における次世代知をテーマとした舞台芸術公演、現代アート展、国際シンポジウムなどを開催する。

 

4.          2015年 国際科学芸術アカデミーの創設

(仮称:International Academy of Arts, Science, and Technology)

    主旨:(1)  芸術家と学術研究者の国際的異分野交流及び次世代文化発信の拠点地となる場の形成

 

財団法人国際文化交流推進協会 知の統合プロジェクト

107-0051 東京都港区赤坂1-11-28 赤坂1丁目森ビル4階

 

問い合わせ Email: forum_ticketinfo@acejapan.or.jp